歌手の小林幸子（５９）が、５０周年記念イヤー用の豪華衣装を製作したことが２１日、分かった。

　昨年のＮＨＫ紅白歌合戦用に準備を進めていた衣装のイメージをもとに、新たに製作したもの。６月１３日からスタートする５０周年記念ツアー「Ｓｍｉｌｅ」で披露する。また前作「茨の木」に続き、歌手・さだまさし（６１）のプロデュースで５０周年記念曲「蛍前線」を、デビュー記念日の６月５日に発売することも決まった。

　小林幸子の代名詞とも言うべき豪華衣装が、５０周年記念バージョンとして新たに製作される。

　今回の衣装は、昨年自主レーベルから発売した「茨の木」をモチーフに、茨のティアラをイメージして製作が進められており、幅７メートル、高さ５メートルの豪華版。６月１３日に神奈川・横須賀市文化会館で初日を迎える５０周年記念ツアーで「茨の木」を歌う際にお披露目される予定だ。

　小林は昨年、大みそかの紅白歌合戦に向け、恒例の豪華衣装の製作を進めていたが、落選。当初は、紅白で着られなかった“幻の衣装”を５０周年ツアーで披露することが検討されていた。

　しかし「５０周年の区切り。新たな出発にふさわしいものをあらためて作ろう」（関係者）との声が上がり、紅白用の衣装の構想を生かしながらも、新たな衣装の製作に着手。小林の「今までにないもの」を採り入れたいとの思いも汲（く）んで、初めて黒を基調とした衣装となった。

　５０周年のデビュー記念日となる６月５日には、前作「茨の木」と同様に、さだまさしがプロデュースした記念曲「蛍前線」を発売することも決定した。

　豪華衣装で華々しく飾る区切りの年。小林は「５０周年の集大成、新たなる１歩となる１曲です。そして５０周年豪華衣装も披露が決まりました。ぜひ見に来てください」と意気込んでいる。