AKB5年ぶり単独公演!圧巻の45曲

 アイドルグループ・AKB48と姉妹グループ・SKE48、NMB48、HKT48が出演する4日間にわたるコンサート「AKB48グループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~」が27日、東京・日本武道館で3日目を迎え、HKT48とAKB48が単独公演を行った。 AKBが単独コンサートを行うのは08年1月以来5年3カ月ぶり。ステージでは河西智美(21)の卒業セレモニーが行われた。

 一方、HKT48は女性アイドルグループ史上最速となるデビュー1カ月での初武道館となった。最終日の28日はAKB48グループ全体で昼夜2回公演を行う。

 ステージ上で82人の“長女たち”が圧巻のパフォーマンスを披露した。「白黒つけようじゃないか!」という副題がつき、SKE、NMB、HKTの各グループとの“対抗戦モード”となった武道館のトリに登場し、その貫禄を存分に見せつけた。

 目の色を変えて臨んでいた。開演前の円陣。グループ総監督の高橋みなみ(21)は真剣な表情で「対決というわけではないけれど、みっともない姿を見せるのは、恥ずかしいし、悔しいよね」とメンバーを鼓舞した。その言葉通り、序盤から激しく体を動かした。総合プロデューサーの秋元康氏(54)も「一番まとまっていた」と評価。武道館に出演した4グループ中、最多の45曲を歌い上げた。

 AKBにとって、メンバー勢ぞろいの“単独コンサート”は実に、2008年1月の「第1回リクエストアワー セットリストベスト100」以来5年3カ月ぶり。それ以降に行われたコンサートは、姉妹グループなどとの共演だったため、45曲ぶっ通しのステージ自体が高橋ら主要メンバーにとっても久しぶりで、若手メンバーにとっては初体験となった。

 3時間のステージで1万1000人を魅了したが、それでも、公演を終えたメンバーは反省を口にした。慣れない単独長時間ステージで、後半は集中力が途切れたと高橋は指摘。「私も含めてたくさん間違えました」とし、28日は早朝からの追加リハーサルを志願。「明日は(姉妹グループも参加するので)気持ちに余裕ができると思う。1つの曲に思いを込めてほしい。睡眠時間は減るけど、明日しかないのだから、寝ないでやる努力も必要だと思う」とメンバーに訴えた。

 それでも、持てる体力を使い切り、手を抜くことなく目いっぱい汗かいたのは事実。反省を求めた高橋だったが、「でもみんなが楽しそうだったから良かった。こういう気持ちを味わえたので、次につながると思います」と充実感も漂わせた。

 最終日はAKBグループ総出演の公演が控える。メンバーは、最後の最後まで完全燃焼する。

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