マイケル母の賠償請求訴訟スタート
2009年に米歌手マイケル・ジャクソンさん=当時(50)が急死したのは、当時公演を計画していた米企業AEGライブが適切な健康管理を怠ったためだとして、ジャクソンさんの母親キャサリンさんが同社に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が29日、ロサンゼルス郡地裁で行われた。
AEG側は、ジャクソンさんは不眠のため何年も前から麻酔薬を常用していたことを周到に隠していたため、健康状態を正確には知り得なかったとして、賠償責任はないと主張した。
キャサリンさんは請求額を特定していない。ジャクソンさんの急死をめぐっては、多量の麻酔薬などを投与して死なせたとして、11年に元専属医が過失致死罪で禁錮4年の有罪判決を受けた。