宮沢りえ代役舞台千秋楽 りえママ絶賛
女優の宮沢りえ(40)が12日、東京芸術劇場(東京都豊島区)で、軽度の心筋梗塞のため降板した天海祐希(45)の代役を務めた舞台「おのれナポレオン」の千秋楽を迎えた。
代役決定からわずか2日間の準備期間で、10日から舞台に立った宮沢にとって、4公演目ながらラストステージ。2時間20分の本番が終わると、満員の客席からのスタンディングオベーションは5分間、鳴りやむことはなかった。4回続いたカーテンコールでは、主演の野田秀樹(57)ら共演者が、客席に向かって宮沢への拍手を促す場面もあり、万雷の拍手の中心で、宮沢は感無量の表情を浮かべた。
『りえママ』の愛称で知られる宮沢の母、光子さんも劇場で娘の熱演を見守った。報道陣から「りえさんの演技はいかかでしたか?」と声を掛けられると、両手で大きく丸の形を作り、“絶賛のOKサイン”を出した。
午後2時の開演を前に、劇場には早朝から当日券を求めた演劇ファンが殺到。午前9時には徹夜組も含めた約300人が列を作っていた。