松山千春がコンサートで改憲論語る
シンガー・ソングライターの松山千春(57)が14日、都内で全国ツアーの東京公演を行った。2夜連続公演の2日目。会場を埋め尽くした約5000人のファンを前に、4月に発売した新曲「夢破れて尚」や「恋」など19曲を時にしっとり、時に熱く聴かせた。
冒頭から「幕が上がる前から『千春、千春』と呼び捨てにしやがって」と毒づいて笑いを取った。北海道出身だけに北方領土返還を訴え、また改憲問題にも言及。「憲法改正には実はわたしも賛成の立場です。しかし99条、これには手を触れて欲しくない。『天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ』という条文は権力者を縛るものだからです」と持論を展開。歌だけでなく硬軟織り交ぜたトークでも観客の心をつかんでいた。