さしこスキャンダル関係なし!速報首位
AKB48の32枚目シングル(8月発売予定、タイトル未定)の選抜メンバーをファン投票で決める「第5回選抜総選挙」の速報順位発表が22日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われ、昨年の総選挙4位の指原莉乃(20)が2万8563票を集め、初の首位発進を果たした。
2位は同2位の渡辺麻友(19)、昨年の覇者で連覇を狙う大島優子(24)は3位からのスタート。小嶋陽菜(25)の20位をはじめ、“神7”といわれた選抜上位メンバーは軒並み順位を落とす波乱の幕開けとなった。開票イベントは6月8日に横浜・日産スタジアムで行われる。
まさかの大番狂わせに劇場が揺れた。「3位、AKB48チームK、大島優子!!」。想像だにしていないアナウンスに、劇場中がどよめき、「さっしーなの!?」、とのつぶやきが劇場を包む中、「1位、HKT48チームH、HKT48劇場支配人、指原莉乃!!」とアナウンスされると、驚きの低い歓声が起こった。
波乱の主役は、昨年、恋愛スキャンダルでHKT48への移籍を余儀なくされた指原だ。昨年卒業した前田敦子(21)と大島以外が、速報順位も含め1位になるのは初めて。この日、テレビ番組の収録に臨んでいた指原はファンとの交流サイト「Google+」で「え う お 夢ですか?なんかもう嬉しすぎえもうなですかね 御礼しかいえない!!!」(原文ママ)と混乱の余り、意味不明な言葉で喜びを表現した。
過去の総選挙では上位メンバーの顔ぶれはほぼ同じだった。だが、今回の速報順位では大幅な世代交代が起こった。
グループの精神的支柱、総監督の高橋みなみ(22)が18位でアナウンスされると会場は悲鳴に包まれ、選抜メンバー圏外の20位で名前を呼ばれた小嶋陽菜(25)は顔を引きつらせた。年内卒業を発表している板野友美(21)は14位、昨年の総選挙で「つぶすつもりで来てください」と若手に訴えた篠田麻里子(27)は15位に沈んだ。
秋元康総合プロデューサー(55)が「僕にもまったく読めない」と話した通り、まさか、まさかの結果になった。それでも開票までは2週間以上ある。指原が逃げ切りを果たすのか。選抜常連メンバーは巻き返すのか。そして、大本命の大島は2人を追い抜くことができるのか。今年のセンター奪取レースは、が然、面白くなってきた。