元慰安婦が橋下市長との面会拒否
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(43)は24日、大阪市役所内で韓国の元従軍慰安婦と面会する予定だったが、元慰安婦らが「(橋下氏の)謝罪パフォーマンスだ」とドタキャンした。市役所には韓国、中国、フランスなどの海外メディアを含め約100人の記者が詰めかけ、関心の高さを見せた。
この日午前、面会を予定していた元従軍慰安婦の金福童さん(87)、吉元玉さん(84)が共同で「面談する対象ではなく、『審判』の対象だ」とする橋下氏への抗議文を支援団体を通じて発表。橋下氏が“土下座”で謝罪する姿をメディアを通して発信し、自身の立場を守ろうとしているとの情報を得たためとキャンセルの理由を説明した。
橋下氏は「それ(土下座)はないです。僕の発言によって誤解を招き傷ついたことにおわびを伝えたかった」と残念そう。韓国メディアから語気の荒い質問には「僕は歴史家ではありませんから」「僕が慰安婦制度が必要だったとは言っていない。そこが誤解だ」などと、従来の主張を穏やかに説いていた。