三浦雄一郎さん「生きて帰れた」
史上最高齢の80歳で世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功した冒険家の三浦雄一郎さんは26日午前10時40分(日本時間午後1時55分)ごろ、ネパールの首都カトマンズの空港に到着、記者団に「やっと生きて帰ってこられたという感じだ。酸素が濃いな」と笑顔で語った。健康状態に問題はないという。
90歳でのエベレスト挑戦の可能性について「もうたくさんだよ」と笑うと、共に登頂した次男の豪太さん(43)が「半年ぐらいたつと気が変わるかもしれない。戦々恐々としている」と応じた。
予定より時間がかかった下りには「登りより、はるかに危なかった。一歩間違えたら死んじゃうので。生涯でこれほど疲れたことはない」「下山の長時間記録を作ったと思います」とユーモアを交えて話した。