黒柳徹子“定宿”劇場との別れに号泣
女優・黒柳徹子(79)が31日、東京・ル テアトル銀座で上演していた舞台「ステラとジョーイ」の千秋楽公演を行った。
同劇場は、この日で26年の歴史に幕を閉じるとあって、カーテンコールであいさつした黒柳は「いろいろな別れを経験しているので、泣かないつもりだったけど…」と涙をこぼした。
“定宿”の幕を自ら閉じて、万感の思いだった。1989年の「レティスとラベッジ」を皮切りに、黒柳は24年間で19演目26公演を同劇場で主演してきた。劇場が入ったビルが売却され、今後の利用法は未定。
黒柳は「銀座が近くて、いい劇場なのに」と残念がりながら、「ショー・マスト・ゴー・オン。どんなことがあっても前を向いて行かなきゃ」と語りかけると、満席のファン770人から万雷の拍手が起きた。
さらに、「ステラと‐」で共演予定だったが、直前に肺炎で入院したため降板した俳優・高橋昌也(83)から届いたメッセージを、ステージ上で紹介。「ご迷惑をおかけしましたが、一命をとりとめ、快方に向かっています」と読み上げた。