米・トニー賞作品賞に日本人参加作
米演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞(第67回)が9日、ニューヨークで発表され、ミュージカル部門の作品賞に「キンキーブーツ」が選ばれた。同作品にはニューヨークを拠点に活動する川名康浩さん(52)がプロデューサーの一人として関わっている。
川名さんのプロデュース作品がトニー賞候補になるのは「エビータ」などに続き3年連続だった。授賞式後、川名さんは共同通信の電話取材に「ようやくここまで来ることができた。本当にうれしい」と喜びを語った。
「キンキーブーツ」は英コメディー映画をミュージカルで舞台化。歌を作詞・作曲した米歌手シンディ・ローパーさんがベストスコア賞を受賞し「ブロードウェーありがとう」と涙を浮かべながら謝辞を述べた。
また、キョードー東京がプロデュースに参加した「ピピン」が最優秀リバイバルミュージカル作品賞などを受賞した。