水道橋博士、橋下氏にブチ切れ番組降板

 お笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士(50)が15日、テレビ大阪の討論番組「たかじんNOマネー」(土曜、午後1・00)の生放送中に、ゲスト出演した橋下徹大阪市長(43)の“挑発”にブチ切れ、レギュラー降板を宣言してスタジオから退席した。

 橋下氏が自身の従軍慰安婦発言などに批判的なレギュラー論客陣を「小金稼ぎのコメンテーター」と発言したことに猛抗議。生放送後に予定されていた次回放送分の収録には参加せず、タクシーで同局を飛び出した。

 同番組では、今月1日の放送時に橋下氏発言について視聴者電話投票を行い「問題なし」が7713票、「問題あり」が2011票という結果が出ていた。番組冒頭で、投票の感想を聞かれた橋下氏は「有権者は冷静ですね。小金稼ぎのコメンテーターとは違う」と、いきなり自身に批判的なコメントをしていた番組レギュラー陣を挑発した。

 水道橋博士はジャーナリストの大谷昭宏氏、須田慎一郎氏らとともに1時間にわたって橋下氏と生激論した。

 しかし、橋下氏のペースで番組は進むと、「元慰安婦の方々が求める国家補償を認めるべきですか?」「答えないのはズルい。僕ら政治家は答えないといけないんだ」と逆に攻め込まれ、水道橋博士は「僕はタレントですよ…」と黙り込む一幕もあった。

 番組終盤、水道橋博士はぶぜんとした表情で突然、立ち上がると、「小金稼ぎとおっしゃいましたが、違います。番組を降りさせていただきます。3年間、ありがとうございました」とカメラに向かって頭を下げると、スタジオを去っていった。

 水道橋博士は、そのまま次回放送分の収録にも参加せず同局を後にした。報道陣から「本当に降りるのか」との問いに「はい」と怒りの表情で答えた。突然の降板宣言に同局関係者は「週明け以降に、慰留したい」と困惑していた。

 橋下氏は収録後、「『小金稼ぎの』は撤回します」とツイート。これに対し、水道橋博士も「こちらこそ、すみませんでした。わかりあえないこともわかってください」と返信。これで和解と思いきや、橋下氏はその後も「博士さんは相当高いギャラをもらっていたから怒られたと理解しておきます(笑)」などと、さらなる挑発を加えていた。

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