じぇじぇじぇ!あまちゃん駅“誕生”

 NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地になった岩手県久慈市でJR八戸線久慈駅の改装工事が完成し、JR東日本盛岡支社が17日、記念式典を開いた。「あまちゃん」は14日放送分で番組開始以来最高の視聴率22・2%を記録するなど、その人気は衰え知らず。久慈市も一躍全国的に知名度を上げたが、JR東日本も駅の改装で観光客アップを狙っている。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 駅舎は4月8日から改装工事を開始、今月中旬に完成。この日の記念式典となった。昨年12月に完成した気仙沼駅(宮城)、盛駅、釜石駅、宮古駅(いずれも岩手)に続く駅舎リニューアルで三陸沿岸部の活性化を目指そうというものだ。特産品の琥珀(こはく)をイメージした黄褐色と黒色の装いに一新し、夏の観光シーズンを控えてPRを強化。JR東日本は「あまちゃん」との相乗効果で利用客のアップに弾みをつけたい考えだ。

 「あまちゃん」で、久慈市は北三陸市として登場する。ロケ地となっただけあって、観光の売りは“北限の海女”だ。海女さんによる実演も7月20日から開始予定で、駅にはあまちゃんに登場する「北三陸鉄道」のモデルになった第三セクター、三陸鉄道の北リアス線も乗り入れている。「あまちゃん」の舞台を訪れる観光客には最高の拠点ともなる。

 駅の待合室には名物のうに丼や、野菜や団子を煮込んだ郷土料理「まめぶ汁」のサンプルなどを展示し、地域の文化を感じ取れるようにした。

 式典では、力強い太鼓の演奏が披露され、地元の保育園児や参列者らが琥珀を使った駅名標を除幕。かすりはんてんに鉢巻きという海女姿の「ちびっこあまちゃん隊」が餅まきをして、観客を楽しませた。

 餅をまいた久慈市の幼稚園児、松岡愛結ちゃん(4)は「駅がきれいになってうれしい」と笑顔だった。

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