甲子園あまちゃん旋風?吹奏楽部版発売
NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のオープニングテーマなど(大友良英氏作)の吹奏楽版CD「あまちゃん ぶらばん」と、吹奏楽版の楽譜が緊急発売されることが26日、分かった。サウンド・トラック(サントラ盤)の発売を機に、NHKや発売元のビクターに問い合わせが急増し発売が決定。「吹奏楽部に演奏させたい」との声も多数寄せられており、球児の応援歌として、夏の甲子園で“あまちゃん旋風”が吹き荒れることになりそうだ。CDは7月31日、楽譜は7月20日に発売される。
国民的フィーバーを巻き起こしている「あまちゃん」が、夏の甲子園をも席巻しそうだ。“吹奏楽版”の音源と楽譜の緊急発売。「音源が欲しい」、「吹奏楽部に演奏させたい」という高校関係者からの声も含め、多くの問い合わせがあったことから製作が決定した。
ブラスバンドによる応援は甲子園の風物詩。「どか~ん」、「狙いうち」などの定番物から、その年にヒットしている楽曲などが演奏されている。今回、発売される楽譜には、パートごとの譜面が完全網羅されていることから、学校でも練習が十分に可能。甲子園では白球とともに「あまちゃんオープニングテーマ」が飛び交いそうだ。
“吹奏楽版”CDの演奏を行うのは1960年に結成された東京佼成ウインドオーケストラ。CDにはオープニングテーマだけでなく「アキのテーマ」など全7曲が収録される。ビクター関係者は「この音源は吹奏楽部のみなさんが演奏できるようになってますから、運動会や学園祭でもどんどん演奏してくれたら」と波及効果を期待した。
発売中のあまちゃんのサントラ盤は出荷が3万枚を突破。番組自体の盛り上がりとともに音楽でも「じぇじぇじぇ」と驚く大ブームを巻き起こしている。球児の応援歌にまで飛び火しそうな“あまちゃんフィーバー”が、この夏をさらに熱くしそうだ。