勝谷誠彦氏、県知事選出馬見送り
参院選と同日となる4日告示、21日投開票の兵庫県知事選出馬を模索していたコラムニスト勝谷誠彦氏(52)が、立候補しない意向を所属事務所に伝えていたことが2日午後、分かった。
所属事務所や関係者によると、兵庫県出身の勝谷氏は、インターネットを使った選挙運動が解禁されることから知事選に関心を寄せていた。
勝谷氏が所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーの担当者は当初、「実際に出馬するか分からない。本人は周囲への影響を慎重に見極めていると思う」としていた。出馬模索に同氏が準レギュラー出演している読売テレビの情報番組「朝パラ!」の担当者は「勝谷さんが降板するとは聞いていません。ただ直前で降板することもあり得ますから…」と困惑していたが、勝谷氏は最終的に断念した模様だ。
勝谷氏は文芸春秋の記者を経て、コラムニストとして活動。コメンテーターとして情報番組に出演し、政治に関する発言も多い。
知事選への立候補を予定しているのはいずれも無所属で、4選を目指す現職の井戸敏三氏(67)=公明、社民推薦=と新人の政治団体役員田中耕太郎氏(64)=共産推薦=の2人。日本維新の会は候補者擁立を検討していたが断念している。