民主・鈴木寛氏演説中に顔面殴られた

 参院選東京選挙区の候補として東京都武蔵野市で選挙活動中の民主党現職、鈴木寛氏(49)にペットボトルに入った液体をかけたとして、警視庁が公選法違反(選挙の自由妨害)の疑いで女を現行犯逮捕していたことが15日、分かった。

 鈴木氏の事務所によると、この際に顔面を殴られ軽傷を負った。

 逮捕容疑は14日午後6時半ごろ、JR吉祥寺駅前で鈴木氏にペットボトルの液体をかけた疑い。

 女は、演説を終え聴衆と握手しようとした鈴木氏に「うるさい」と言って素手で顔面を殴ったと事務所は説明。そばにいた運動員の女性も腹を蹴られたが、けがはない。

 選挙スタッフらが取り押さえ、武蔵野署員に引き渡した。

 今回の暴力行為について鈴木氏は、自身のフェイスブックに「表現の自由、そして民主主義を守るために」と題してコメントを書き込み、「こうした民主主義を脅かす行為に対しては断固として戦う必要があると思います」「わたしは、民主主義は暴力や中傷に決して負けないと思っています」などと記した。また、ケガの状況について、全治1週間と診断されたことも明かしている。

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