橋下代表「トップの責任が問われる」
「第23回参議院議員選挙」(21日)
日本維新の会の橋下徹共同代表(44)は、開票開始からわずか45分後に大阪市内の党開票センターで会見をスタートさせ「(結果は)誇れる数字ではない。トップの責任が問われる」と述べた。自身の進退については早期に党執行役員会を開き、判断を仰ぐ考えを示した。
橋下氏が壇上に登場した時間には維新に7議席の当選確実が出ていた。最悪のラインを上回り、笑顔で姿を見せたが、自民大勝の結果に「勝ちではない」と語った。
選挙戦後半から街頭演説で主張していた今後の野党再編に関しては「次の衆院選までに、自民党に対抗できる、政権交代可能な野党を作らないといけない」と訴えた。“維新”の看板存続にこだわらない考えを示していたことにも「最初(党発足当初)から、そう思っていた。維新単独では成し遂げられない」とした。ただ今後の動きや、自身の代表続投意志などには「執行役員会で話し合います」と繰り返し、明言を避けた。
選挙期間中に大手新聞社の記者から受けた“暴言”を暴露し、従軍慰安婦発言に関する報道について改めて「誤報だ」と断じるなど、橋下節全開で、会見は1時間に及んだ。最終的な議席を確認せずに会見場を離れることには「家でテレビを見てても分かる話」と返した。