維新・橋下共同代表の続投決定
日本維新の会は27日、低調な結果に終わった参院選を総括する執行役員会を都内で開き、橋下徹、石原慎太郎両共同代表の続投を確認した。
橋下氏は大阪市長の職務に専念したいと辞意を表明したが慰留され、「これからも全力を尽くす」と続投に応じた。2人を中心に党の立て直しを図るが、東西に拠点がある党運営や歴史観の不一致など課題は多く、党勢回復となるかは見通せない。幹事長の松井一郎大阪府知事も辞任の意向を示したが続投となった。
橋下氏は「来年秋に想定される大阪都構想の是非を問う住民投票に専念したい」と、辞意を明言。これに対し、石原氏らが「党に欠かせない存在だ」などと慰留。最終的に石原氏の提案で挙手による多数決となり、結果を橋下氏が受け入れた。日本維新は、橋下氏による従軍慰安婦発言の影響で6月の都議選に惨敗し、7月21日の参院選でも8議席獲得にとどまった。