浜崎あゆみ、デビュー15周年感謝の涙
歌手の浜崎あゆみ(34)が28日、全国12カ所28公演に及ぶデビュー15周年記念ツアーの最終公演を東京・代々木第一体育館で行った。
ファンの人気投票で選んだ集大成の20曲を披露。空中プールで歌うなどの15周年にふさわしい華やかな演出と、ヒット曲満載の“あゆの真骨頂”を見せつけ、会場を酔わせた。アンコールでは、15年を共に歩んだファンに感謝し、涙も見せた。
公演は上空約10メートルの十字架に張り付けられて登場する衝撃的なオープニングでスタート。中盤では上空6・3メートルに設置した300リットルの水入り透明プールで歌うという、自ら考案のド派手演出で1万2000人を魅了した。
曲は“選抜総選挙”で決めた。公式HP上で初めてファン投票を実施。1998年4月に発売したデビュー曲「Poker face」や代表曲「Boys&Girls」など、上位50曲に入った中から、シングル11曲を含む20曲を熱唱した。
アンコールでは涙も見せた。「私の15年間はみんながくれた15年だった。どうもありがとう」とペンライトに彩られた満席の会場に呼びかけた。シングル50曲、アルバム49作の総売上枚数はソロ歌手最高の5000万枚。日本レコード大賞は01年から前人未到の3連覇を達成した。私生活でも恋愛、結婚、離婚、病気とお茶の間に話題を届けるなど、“あゆ時代”を築き上げた15年だった。
今夏は、9月1日に東京・味の素スタジアムで行う「a‐nation」に出演。その後は、長期の新曲製作期間に入る予定で、「次会う時まで、笑顔でいてね」と締めくくった。