原作者が擁護!アンナは「全くの無実」
女優・土屋アンナ(29)の初主演舞台「誓い~奇跡のシンガー~」が、土屋と製作側の対立で公演中止となったトラブルについて30日、原作者の濱田朝美さん(31)がブログで土屋を援護射撃した。今回の舞台化を濱田さんが許可していないことを、自身に代わり製作側に訴えていたのが土屋だったと説明。製作側は、今春に濱田さんと代理人弁護士から承諾を得ていたと反論した。渦中の土屋は同日夜、騒動についてきょうにも説明する意向を示した。
土屋の舞台稽古欠席が続いたことを理由に製作側が29日に公演中止を決めた問題で、双方の説明が食い違う中、車いすシンガーで原作本著者の濱田さんがブログを更新し「土屋アンナさんは、全くの無実です」と土屋を擁護した。
濱田さんは、舞台化の事実を知ったのは今年5月の製作発表の1週間前だったと説明。製作側に連絡したところ「既に私から舞台化の許可を取ったと言われ…」とし、その後も、求めた台本が届かなかったと明かした。
7月16日には舞台関連イベントで会った土屋に経緯を伝え、これに共感した土屋が「(製作側に)“原作者が納得し、許可した舞台でないのなら、出演出来ません”と伝えたそうです」と、土屋側の主張を援護する内容をつづった。
これに対し、製作側は甲斐智陽監督がデイリースポーツの取材に「許可を取っていないなどあり得ない」と反論。今春に濱田さんの代理人弁護士の事務所で濱田さんと面会し、土屋主演での舞台化を説明し「代理人から『障がい者の力になる企画なら』との承諾を受けた」と話した。
濱田さんの“不満”は今月17日ごろに土屋を通じて初めて聞いたため、台本を届けたのが最近になったことは認めたが「(著書は)原作ではなく原案」との認識を示した。土屋に対しては何度も稽古復帰を呼びかけたと強調した。中止となった公演の制作費は「3000(万円)ぐらいになる」という。
一方、土屋の関係者は、土屋が稽古復帰の条件に「濱田さんの同意書」を明確に求めていたとし、無断欠席でないと主張。今後、双方は代理人を立てて話し合うことになるが、まずは土屋自身が何を語るか、注目される。