ももクロ、6万人と4時間超の大騒ぎ
5人組アイドル・ももいろクローバーZが4日、横浜・日産スタジアムで6万人を動員したライブ「ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE2013」を行った。
国内最大規模の観客を収容する同所でのライブ開催は12組目で、結成6年目での“日産到達”は最速記録。トップアーティストのみが許された舞台に降り立った5人は、布袋寅泰(51)らスペシャルゲストも巻き込み4時間超の“バカ騒ぎ”を繰り広げた。
誰よりも早く日産のステージにたどり着いた若き5人の勢いを象徴するステージだった。
日産スタジアムでは、矢沢永吉(63)、サザンオールスターズ、SMAPら日本を代表するビッグアーティストのみがライブを行ってきた。結成6年目での同所での単独公演は過去12組中最速。観客6万人はももクロにとってもこれまでの最高3万7000人(西武ドーム)を大きく更新しており、高城れに(20)は「夏の思い出の楽しさも“更新”できるように、一体となりましょう~!!」とスタンドを埋め尽くすももクロファン「モノノフ」に笑顔で呼びかけた。
5人は大会場を楽しみ尽くす仕掛けを随所に用意。日本招致を意識した五輪開会式風のオープニングでは、リーダー・百田夏菜子(19)が最終ランナーとなり聖火点火式を敢行、布袋がエレキギターで「君が代」を独奏した。「Z女戦争」ではステージから降りて芝のフィールドを駆け抜けた。曲間には、武井壮(40)と百田の短距離走対決(武井が圧勝)や、北沢豪氏(44)ら日本代表OB対メンバー5人のミニサッカー対決も。何でもありの全力パフォーマンスを信条とするももクロらしいステージは、代表曲「行くぜっ!怪盗少女」など29曲、4時間超に及んだ。
昨年の紅白歌合戦初出場で夢をかなえ、今は次の目標・国立競技場ライブ実現を目指し走り続ける5人。6万の声援を全身で受け止めた百田は、「今、私たちにできること。日本を元気にしたい!という思いでやっていきたいと思います!」と未来を見据えていた。