ＮＨＫの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」（総合、月～土曜　前８・００）に関連した町おこしキャンペーン「全国『あまちゃん』マップ」の一環で、各地のローカルアイドルから“リアルＧＭＴ”が選出されたことが４日、分かった。

　「ＧＭＴ」は能年玲奈（２０）が演じるアキら地方出身者で結成した、「地元」をもじったアイドルユニット。“リアルＧＭＴ”は各都道府県から４８組（東京は２組）が選ばれ、今後は故郷の魅力を全国へ発信していく。

　ドラマでは、ＣＤデビューが決まったＧＭＴからアキが脱退し新たな局面を迎えたが、テレビの外側では、“リアルＧＭＴ”が結成された。

　全国各地で活動する７００～８００組のローカルアイドルをＮＨＫのスタッフがチェック。地元での実績や、東北地方では震災復興支援への貢献度などを評価して、各都道府県の代表となるユニット４８組を厳選した。指名されたご当地アイドルたちは、キャンペーンの「地元サポーター」としてふるさとの町おこしの様子を、ＮＨＫのホームページなどで紹介していく。

　今回の“ＧＭＴ４８”には、ドラマの舞台である岩手から「Ｃｈａｉｒｍａｎｓ」、東京は「夢みるアドレセンス」と「ａｓｆｉ（アスフィ）」の２組、福岡は４月にメジャーデビューしたＬｉｎＱが、それぞれ名を連ねた。「Ｃｈａｉｒｍａｎｓ」の加村真美（２０）は、「あまちゃんの舞台である岩手代表として、（アキが結成した）『潮騒のメモリーズ』に負けないよう岩手をご紹介していきますので、全国の皆様応援よろしくお願いいたします」と本家さながらの郷土愛を示した。

　今後は各ユニットのパフォーマンス動画もＮＨＫのホームページに掲載される予定で、関係者は「北海道のアイドルを、九州の方にも見ていただきたいですし、盛り上がってきたら、次の展開も考えたいです。合同ライブなどの構想もあります」と“リアルＧＭＴプロジェクト”を説明。クライマックスへと向かうドラマ同様、じぇじぇじぇ！な展開が期待できそうだ。