背番号「8・6」吉川晃司が祈りの1球
「広島1-0阪神」(6日、マツダ)
「原爆の日」の6日、セ・リーグは広島が開催している「ピースナイター」に連動して、浜松市と福島県郡山市で開催した試合でも平和や復興を願うイベントを行った。
広島では歌手の吉川晃司(47)が始球式を行った。背番号「8・6」のカープユニホームを着用し、外角いっぱいにストライク投球。電光掲示板に111キロと表示された。前日、マツダのブルペンで50球以上も投げ込む万全リハの成果を出した。「気持ちいい。ドキドキしました。まあまあ力は出せたかな」と満足そうに振り返った。
広島出身の被爆2世。平和へのメッセージを1球に込めた。「野球もそうだし、音楽だからできることはある。(それを)ずっと探している。広島に生まれて、やれることはやりたい。未来を担う子供たちに恥ずかしい姿は見せられない」と熱く語った。五回裏終了時にはジョン・レノンの「イマジン」の日本語版を独唱した。
また、この日は鳴り物による応援を自粛して行われた。