市川染五郎 尺八の音色に感激

 歌舞伎俳優の市川染五郎(40)が15日、東京・築地本願寺で、歌舞伎座の九月花形歌舞伎「陰陽師 滝夜叉姫」(9月1~25日)の主題曲奉納演奏に出席した。

 荘厳な雰囲気が漂う本堂で、尺八奏者・き乃はち(42)が奏でる主題曲「月光波」などの音色に耳を傾けた染五郎は「この曲が大きな柱、支えとなるので、すごい作品になると思います。曲のイメージ通り、みやびで力強くて、スケールの大きな作品になる確信があります」と感激の面持ち。4月に新開場した歌舞伎座では初となる新作歌舞伎で、共演陣は、尾上菊之助(36)、市川海老蔵(35)、中村勘九郎(31)ら花形ぞろいとあって、「ここで聞かせていただいて、自分がどれだけ感動したかを、舞台にぶつけたい」と役者魂を燃やしていた。

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