柄本明 NHKの海外ロケ中に強盗被害
俳優・柄本明(64)がペルーの首都リマ郊外で10日(日本時間11日)、NHK‐BSプレミアム「旅のチカラ」(水曜、後9・00)のロケ中に武装した強盗に襲われカメラなど撮影機材を奪われる被害に遭ったことが15日、分かった。
柄本は18日までのロケを切り上げ14日夜、ニューヨーク経由でスタッフと帰国した。事務所関係者によると柄本は「相当なショックを受けている」という。
番組関係者によると、現地で子供たちが立ち上げ運営する劇団を取材中に突然、男たちが乱入。銃声も鳴り響いた。犯人は4人組と思われ、柄本は出番待ちで屋外にいたが、危険を感じ建物の中に逃げた。機材を奪われた現場には居合わせなかったという。柄本とスタッフにケガはなかった。
今回のロケは、9月18日に同番組の最終回として放送予定だった。だが、柄本は事件の前日に現地入りしたばかりでロケはほとんど行わず帰国しており、このまま放送中止となる見込み。
NHKは15日、帰国したスタッフから事件当時の様子や被害状況などを確認。番組の放送は「詳しい状況などを把握した上で決めたい」としている。