桐谷美玲の主演舞台、メイサから助言

 女優の桐谷美玲(23)が20日、都内で行われた主演舞台「飛龍伝21~殺戮(さつりく)の秋~」(10月5~20日、青山劇場)の製作発表に出席した。

 劇作家・故つかこうへいさんの代表作で、富田靖子(44)、内田有紀(37)、広末涼子(33)ら名だたる女優が挑んできたヒロイン・神林美智子の「7代目」に抜てき。6代目を演じた所属事務所の先輩・黒木メイサ(25)から助言を受けたという桐谷は「私の全てを見てください!」と、大役への献身を誓った。

 稽古場に駆け足で現れた紅一点が、細い腕から力強く拳を突き上げた。名だたる女優が演じ、受け継いできたつか戯曲のヒロインに挑む桐谷が、力強いまなざしで気合をみなぎらせた。

 同作は、学生運動の時代を舞台に、全共闘の委員長に祭り上げられそのカリスマ性を発揮する女性・美智子の生きざまを追った作品。つか戯曲の代表作の一つで、初演の富田に始まり内田、広末ら旬の若手女優が体当たりの熱演を披露してきたことで知られている。

 7代目となる桐谷は「名だたる女優さんがやられていますが、そういうことはあまり考えず、私らしくやれたら」と個性で魅せることを約束。黒木には主演決定を報告し「メイサさんには『大変だと思うけど大丈夫だから頑張って』と、温かいお言葉を頂きました」と笑顔を見せた。

 つか作品は昨年の主演作「新・幕末純情伝」に続き2度目。前作同様「飛龍伝」にもキスシーンなど男性陣との濃厚な絡みが描かれるとあって、桐谷は「全力でぶつかっていくしかないなと思ってます」と覚悟の表情だ。前作でも共演した双子タレントの広海・深海は「稽古でも、それまでは“フリ”だったキスがある瞬間から本気に変わる。彼女はすごいの」と、口をそろえて桐谷の女優魂に太鼓判を押した。

 21日から始まる稽古は紅一点でアクションに参加、美智子を体にたたき込む。桐谷は「普段お見せできない私の一面を見せられるかな」と胸を弾ませていた。

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