ＡＫＢ４８の５大ドームツアー東京公演第３日が２４日、東京ドームで行われ、峯岸みなみ（２０）ら研究生１６人の正規メンバー昇格を発表した。昇格した１６人は、昨年一度は消滅した「チーム４」のメンバーとして活動し、峯岸がキャプテンに就任する。今年１月、お泊まりデートが報じられ、２月１日に研究生への降格処分を受けた峯岸だったが、約半年で“みそぎ”を済ませての正規メンバー復帰に「ステキなチームにできるよう頑張っていきます」と決意表明した。

　日本中に衝撃を与えた丸刈りでの謝罪会見から約半年。峯岸が“みそぎ”を済ませた。終演直前、ＡＫＢ４８劇場総支配人がステージに登場し、昇格メンバー１６人を発表。峯岸の名前が読み上げられると、４万２０００人のファンからは大歓声が起きた。

　１月下旬のスキャンダル報道で、同３１日に“謝罪会見”。「ファンに迷惑をかけた」として２月１日付で研究生への降格処分を受けた。ゼロからのスタートとなったが、決して腐ることはなかった。６月に東京・日本武道館で行われたＡＫＢグループの研究生公演では、同じくＭＣを務めたＳＫＥ４８終身名誉研究生の松村香織（２３）とＭＣ内容について徹夜で激論を交わし、公演を大成功に導いた。

　どん底からはい上がった峯岸にはキャプテンの重責が与えられた。昇格した１６人は、昨年のチーム替えに伴い、一度は消滅した「チーム４」への所属が決まった。再び若手を引っ張る立場になり、「研究生には（みんなが）知らないのがもったいないぐらい、いいメンバーがいます。芽をつぶさないように、壊さないように頑張ります」と決意を新たにした。

　峯岸の昇格が発表された瞬間、グループ総監督で同じ派生ユニット「ノースリーブス」のメンバーでもある高橋みなみ（２２）は思わず涙ぐみ、「みんなの期待だからね」と昇格した１６人にエール。高橋とは対照的に、最後まで涙を見せなかった峯岸は「力を合わせて頑張っていこうと思います。ステキなチームになれるよう頑張っていきます」と大きな瞳を輝かせていた。