エイベックス主催のスタジアムフェス「ａ‐ｎａｔｉｏｎ　ｓｔａｄｉｕｍ　ｆｅｓ．２０１３ｐｏｗｅｒｅｄ　ｂｙ　ウイダーｉｎゼリー」の大阪公演が２４日、大阪市の長居スタジアムで開かれ、１２組のアーティストが登場した。トリを務めた三代目Ｊ　Ｓｏｕｌ　ＢｒｏｔｈｅｒｓらによるＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥのステージに、兄貴分のＥＸＩＬＥがサプライズ出演し、ファン５万５０００人を熱狂させた。

　トリは三代目‐、ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮＳ、ＴＨＥ　ＳＥＣＯＮＤ　ｆｒｏｍ　ＥＸＩＬＥというＥＸＩＬＥの“弟分”らによるステージ。７月に発売したシングル「ＢＵＲＮＩＮＧ　ＵＰ」など約１時間全１５曲のステージで、５万５０００人のファンを十分すぎるほど盛り上げた。

　しかし、アンコールでまさかの“１４人の兄貴”がサプライズ登場。４組合同総勢２６人で「２４ｋａｒａｔｓ　ＴＲＩＢＥ　ＯＦ　ＧＯＬＤ」を披露すると、会場は黄色い声援に包まれた。ヒット曲「Ｒｉｓｉｎｇ　Ｓｕｎ」「Ｃｈｏｏ　Ｃｈｏｏ　Ｔｒａｉｎ」を熱唱したころには、開演から降り続いた雨も上がり、湯気さえ昇った。

　ＥＸＩＬＥの出演には、リーダーＨＩＲＯ（４４）の感謝を表現したい思いがあった。今年いっぱいでのパフォーマー引退を表明したリーダーＨＩＲＯにとっては、最後のａ‐ｎａｔｉｏｎのステージとなる。昨年、ＮＨＫ「紅白歌合戦」に出場するなど、独り立ちした三代目をはじめ“一族”の成長も、ファンあってこそ。力いっぱいのダンスに「ありがとう」を込めた。

　ボーカルのＡＴＳＵＳＨＩ（３３）は終演後「ＨＩＲＯさん最後でみんな気合が入っていた。サプライズ出演はアウェー感があって不安だったけど、三代目たちの活躍は刺激になるね」と汗をぬぐった。