あゆ デビュー15周年を締めくくる

 エイベックス主催のスタジアムフェス「a‐nation stadium fes.2013poweredbyウイダーinゼリー」の東京最終公演が1日、調布市の味の素スタジアムで開かれた。歌姫・浜崎あゆみ(34)がデビュー15周年を締めくくるライブとして大トリを務めたほか、倖田來未(31)、AAAなど12組のアーティストが熱いステージを繰り広げた。

 女王あゆが15周年の“記念サマー”をド派手に締めくくった。

 単独公演と見まがうほどの濃密なステージを展開した。オープニングはボディースーツ姿でゴージャスな革のいすに着席して登場。2曲を歌うと着物ドレス、白のドレスと連続して早着替えを披露した。最終的には登場アーティストの中で最多となる衣装を5変化。誰よりも夏の祭典を盛り上げる心意気を体で示した。

 終盤はミニの浴衣でトロッコに乗り、ヒット曲「Boys&Girls」などを熱唱。途中で降りて、通路を歩いてステージに戻るなど、集まった5万5000人のテンションを上げた。

 節目の年は精力的に活動。昨年11月から6カ月連続のリリースに加え、4月から全国12カ所28公演に及ぶ記念ツアーを行った。

 歌手としてだけでなく、8月28日発売の月刊誌「Numero TOKYO」10月号では初めて自宅を公開。柱の一本まで妥協しなかったこだわりの“あゆ御殿”で愛犬などとリラックスする姿を披露するとともに、これまでの半生を振り返るインタビューにも応じた。孤高の歌姫から、“人間・あゆ”の側面を見せるようになった。

 「今年はいつも以上に暑い夏でしたが、素晴らしい思い出を作ることができました」と感謝したあゆ。秋からは製作期間に入るという。次に姿を見せる時は、さらに深みを増したアーティストに進化しているはずだ。

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