元歌手で元女優の桜田淳子さん（５５）が、１１月２６日に東京・銀座の博品館劇場でスペシャルイベント「桜田淳子Ｔｈａｎｋｓ４０スペシャル～ファン感謝ＤＡＹ」を開催し、２０年ぶりにファンの前に姿を現すことが６日、発表された。自ら監修したベストアルバム「Ｔｈａｎｋｓ４０～青い鳥たちへ」（１０月２３日発売）の初回生産分限定特典として、チケット優先購入予約用のシリアルナンバーが封入される。

　桜田さんは１９９２年、統一教会の信者として合同結婚式に参加し、９３年に出演した映画「お引っ越し」を最後に芸能活動を休止した。９６年に行われた統一教会の式典を最後に公の場から姿を消していたが、今年５月２８日、かつて所属していたサンミュージックの相澤秀禎会長（享年８３）の通夜に参列し、１７年ぶりに公の場に姿を見せた。それから半年、ついにファンのもとに帰ってくる。

　今年は桜田さんが７３年２月２５日に「天使も夢みる」で歌手デビューしてから４０周年のメモリアルイヤー。桜田さんは今年の春から夏にかけて、ベストアルバムを自ら選曲した。

　ベストアルバムはＣＤ２枚、ＤＶＤ１枚と「スペシャルＢＯＯＫ」で構成。ＣＤ１は全て故阿久悠氏が作詞した曲で、ＣＤ２は中島みゆき、尾崎亜美、山下達郎、矢野顕子らニューミュージック系の作家が提供した曲が中心。ＤＶＤは「８時だヨ！全員集合」などでの歌唱シーンを中心に全て初ＤＶＤ化の映像が１２０分以上収録され、「ＢＯＯＫ」には桜田さんの書き下ろしメッセージ、サンミュージックの福田時雄氏との対談を含むロングインタビューが掲載されている。

　イベントはファンへの「感謝の気持ちを伝えたい」という桜田さんの意向で開催。現時点では桜田さん本人の来場以外は何も決まっていないが、かつてコンサートやミュージカルを行った、桜田さんとファンにとっては思い出の会場だけに、特別な一日になりそうだ。