いまいち萌えない娘の「痛タク」登場!
インターネットで話題のキャラクター「いまいち萌えない娘」を描いた「痛(いた)タク」が19日、神戸に登場した。21日から神戸市内で開かれる「KOBEぽっぷカルチャーフェスティバル2nd」で一般公開される予定で、注目を集めそうだ。
いまいち萌えない娘は神戸新聞社が2010年に登場させたキャラクターで、全身青ずくめの“いまいち”な姿だったが、直後からネットユーザーたちの手でイラスト、動画が大量に作られる二次創作のムーブメントを起こし、最近はちょっぴりかわいくなった、とも。
アニメやゲームのキャラクターを描いた車は「痛車(いたしゃ)」と呼ばれるが、今回、痛車のタクシー版「痛タク」を披露したのは神戸市長田区に本社がある近畿タクシーだ。同社はこれまで、神戸の夜景スポットとジャズクラブをロンドンタクシーで巡るジャズタクシーや、神戸の有名洋菓子店をめぐるスイーツタクシーなど、地元の観光資源とタクシーを連携させるアイデアを次々生みだし、話題を集めてきた。しかし、なぜいまいち萌えない娘の痛車なのか?
実は同社のある神戸市長田区などで21日から23日まで、全国から萌えキャラや地域アイドル、武将隊を招いた祭典「KOBEぽっぷカルチャーフェスティバル2nd」が開かれることから、その開催に合わせてつくったという。いまいち萌えない娘は同フェスティバルのイメージキャラクターを務めており、地域のイベントを応援しよう、という心意気だとか。
お披露目のある21日は、姫路市から黒田官兵衛らにふんする武将隊「播磨国盗り馳走隊」の一行を乗せ、加古川市、三木市などゆかりの地をめぐりながら同日午後、神戸ハーバーランドに到着。そこで半日ほど一般公開する予定。また22日、23日は「KOBEぽっぷカルチャーフェスティバル2nd」の会場の一つ、神戸・新長田の大正筋商店街(いまもえストリート)で一般公開する予定という。
イベントの後は詳細は未定だが、実際に神戸市内などで運行し、乗車したお客さんにはいまいち萌えない娘のステッカーがもらえるなどのサービスもあるそうだ。神戸観光の新名物になるか?