女優の上戸彩（２８）が２４日、都内で、国民的人気を博したＮＨＫ連続テレビ小説の劇場版となる映画「おしん」（１０月１２日公開）の完成報告会見に、主演の子役・濱田ここね（９）、ＳＭＡＰ・稲垣吾郎（３９）、泉ピン子（６６）らと登場した。上戸は主人公の妻役を演じたＴＢＳ系ドラマ「半沢直樹」の高視聴率に感謝の言葉。半沢フリークのピン子からは「私の目が黒いうちに、パート２と映画をやって！！」と続編をおねだりされた。

　１９８３年に放送され、最高視聴率６２・９％をたたき出した“昭和の高視聴率ドラマ”を映画化した作品の会見でも“平成の高視聴率ドラマ”の話題は欠かせなかった。

　ドラマ版「おしん」には及ばなかったものの、「半沢」最終回の平均視聴率４２・２％に、上戸は「たくさんの方に見ていただけたようで、うれしかったです。ありがとうございます」と声を弾ませた。

　上戸は、娘のおしん役を演じた濱田から「上戸さんに優しくしてもらった分、『倍返し』でお礼を言いたいと思います」と感謝され「ありがとう」と照れ笑い。濱田から飛び出したドラマのキーワードで火がついたのが、半沢の大ファンだというピン子だった。

　ピン子は「『倍返し』が終わってショックなの。でもその後に、木村君がやりますから。ＳＭＡＰなんだから、あなたも何か言いなさいよ！！」と稲垣にかみつきつつ、「半沢」の後番組となるＳＭＡＰ・木村拓哉（４０）の主演ドラマ「安堂ロイド～Ａ．Ｉ．　ｋｎｏｗｓ　ＬＯＶＥ？～」（１０月１３日スタート）の宣伝まで始める始末。おしんの父役の稲垣は「よろしくお願いします…」と返すしかなかった。

　すっかり半沢色に染まったピン子は「『おしん』も（制作費が）ペイできるくらいの倍返しができたら。ダメなら、半沢の映画で取り返して」と言いたい放題。続編を熱望してのムチャぶりに、上戸は「そうですね…じゃないですよ！！」とノリツッコミ。「半沢」の高視聴率にあやかり、３０年ぶりに復活した「おしん」でも大ヒットを目指す。