岡田官兵衛“凱旋ロケ”でおもてなし
来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(1月5日スタート、日曜、後8・00 初回のみ60分拡大版)で主人公・黒田官兵衛を演じるV6・岡田准一(32)が、初めて官兵衛の生誕地・兵庫県姫路市で“凱旋ロケ”を行った。ご当地グルメの「姫路おでん」などで地元の人たちから「『お・も・て・な・し』を受けた」という岡田は「応援していただける官兵衛を演じたい」と奮闘を誓った。
“岡田官兵衛”が、初めて訪れた故郷で、“姫路愛”をアピールした。「(主演が)決まってから、姫路に対してハンパない愛着があるんですよね。姫路や播磨(地方)には、台本に出てくる、歴史的な地名が残ってますし」と笑顔を見せた。
早朝からのロケは、羽柴秀吉軍が播磨の毛利攻めの本陣とした書写山円教寺で行われた。実際に官兵衛が立った場所でのロケに、岡田は「(官兵衛が)働いていたことを感じながらできるのは幸せなこと」と感慨深げな表情を見せると、「この場所に来られて演じたことが強い力になると信じている」と思いを新たにした。
ロケの前日に、巨匠・黒澤明監督の作品で常連だった名優、故志村喬さんの生まれ故郷・兵庫県朝来市にある「志村喬記念館」に行ったことを明かした。「名優にあやかる形で現場に臨みたい」と照れ笑いしながら説明した。そこには、1年間の長期に及ぶ大河ドラマへのプレッシャーを、名優の力を借りて、はねのけたいという気持ちが表れていた。
姫路の味も堪能した。居酒屋で、ご当地グルメのショウガじょう油をかけて食べる「姫路おでん」や、地鶏などを「『姫路の、お・も・て・な・しです』と出してもらった」という。地元の歓迎ぶりに感激したようで、「(姫路を)第二のふるさとのように感じて楽しんでロケをしている」と話した。「姫路、播磨の皆さまに応援していただけるようなすてきな官兵衛を演じたい」と誓いを新たにしていた。