歌舞伎俳優の中村勘九郎（３１）、中村七之助（３０）兄弟が２７日、都内で会見し、昨年１２月に死去した父・中村勘三郎さん（享年５７）の一周忌メモリアルイベントを１０月２７日に行うことを発表した。

　勘三郎さんの本葬が行われた東京・築地本願寺に野外ステージを組み３０００人を収容。生前親交の深かった落語家・笑福亭鶴瓶（６１）や女優・大竹しのぶ（５６）がゲスト出演してトークを行うほか、勘九郎と七之助は勘九郎の長男・七緒八くん（２）と３人で舞踊「偲草鶴競猿若舞」を披露する。

　七緒八くんが舞を披露するのは初めて。舞台のＤＶＤを見て振りをまねる七緒八くんを目の当たりにしている七之助は「フリースタイルの踊りはものすごくうまい。お金を取れる。父に見せたら泣いて喜ぶと思う」と“おじバカ”全開で絶賛。

　一方の父・勘九郎は照れ笑いながら「やるからにはしっかりと。ただ、彼は見えを切りたがるので、そこは取り入れた振りになると思います」と目尻を下げていた。

　また、勘三郎さんを１０年以上追った映像を編集した映画「映画　中村勘三郎」が１１月末から１２月にかけ全国の芝居小屋と東京・東劇で上映されることも発表された。