１７日にスタートした女優・米倉涼子（３８）主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターＸ～外科医・大門未知子～」（木曜、午後９・００）の初回視聴率が、関東地区で２２・８％（ビデオリサーチ調べ）を記録し、２０１３年に放送されたドラマ初回で１位の数字だったことが１８日、分かった。昨秋放送の第１作で１２年の民放ドラマ最高の２４・４％（最終回）をマークした注目作が好発進した。

　昨年度、２４・４％を記録した民放Ｎｏ．１ドラマの続編が、強力なライバルドラマを抜き去り、堂々１位の好発進を遂げた。

　今クールの民放ドラマは、フジ系「リーガルハイ」（主演・堺雅人）が２１・２％、テレ朝系「相棒」（水谷豊）が１９・７％、ＴＢＳ系「安堂ロイド」（木村拓哉）が１９・２％を、いずれも初回で記録するハイレベルな争いだが、「ドクターＸ」は驚異の２２・８％をマーク。最終回で今世紀最高のドラマ視聴率４２・２％を記録した「半沢直樹」の初回視聴率１９・４％もあっさり抜き去った。瞬間最高も２９・５％の高視聴率となった。

　「私、失敗しませんから」が決め台詞の天才フリー外科医・大門未知子を演じる米倉は「あまりの高視聴率で、怖いくらいです！」と驚きの声。「手術シーンや台詞の医療用語が、前回からかなりパワーアップしていて、とても大変な撮影でした。新作から引き続き見てくださった方々、今作から新たに見てくださった方々、本当に多くの方に見ていただけたことに感謝しています」とコメントした。

　第１話は、大門が骨折して安楽死処分確実の競走馬の手術に成功するという型破りなスタートで、凄腕を目にした帝都医科大学付属病院の女帝（三田佳子）から、ある特別患者の手術を依頼され…というストーリー。今後、“失敗しない女”大門の活躍が、どこまで数字を伸ばしていくのか、注目される。