大みそかに行われるＮＨＫ「第６４回紅白歌合戦」（総合、後７・１５）の白組司会を人気グループ・嵐、紅組司会を女優の綾瀬はるか（２８）が務めることになり、１８日、東京・渋谷のＮＨＫホール前で記者会見を行った。嵐は４年連続４回目。綾瀬は初めて。総合司会は有働由美子アナウンサーが務める。嵐の松本潤（３０）は「『あまちゃん』のみんなに出てほしい」と“公開出演オファー”した。

　ＮＨＫのアナウンサー以外では最多タイとなる、４年連続で年末の晴れ舞台を踏む嵐。発表会見でも余裕のやりとりで、松本からは貫禄の“公開オファー”まで飛び出した。

　「個人的には『あまちゃん』の大ファンなので、あまちゃんのみんなが年末出てきてくれたらうれしいなと思っています」。

　「じぇじぇじぇ」が流行語になり、社会現象となった朝の連続テレビ小説「あまちゃん」。ヒロインのアキこと能年玲奈（２０）とユイこと橋本愛（１７）による劇中アイドルユニット「潮騒のメモリーズ」の復活など、ファミリーの再集結が、今年の紅白最大の目玉と期待されている。

　出場歌手や演出などの発表前に、司会者から固有名詞を挙げて出演希望を口にするのは異例だが、それだけ出演の期待が大きいことの表れで、ファンの気持ちを代弁した形だ。

　ＮＨＫはすでに企画コーナーでの登場を能年、橋本や小泉今日子（４７）などの出演陣と交渉している。山田良介チーフプロデューサー（４９）も「出てほしい。うまく盛り上がって“あまちゃんコーナー”をやりたい。出演している方々に集まっていただくことには我々の努力が必要」と隠さなかった。

　一方で、嵐は勝敗にこだわる姿勢も見せた。大野智（３２）が「過去３年は２勝１敗。３勝にして突き放したい」と言えば、相葉雅紀（３０）も「全力で戦って勝ちます」と闘志をメラメラ。ガチンコ勝負で盛り上げることを誓った。