八代亜紀、ヘビメタで持ち歌シャウト!
歌手・八代亜紀(63)が20日、さいたまスーパーアリーナで行われた日本最大のメタルフェス「LOUD PARK」にサプライズ出演。米ギタリストのマーティ・フリードマン(50)率いるヘビメタバンド「鉄色クローンX」の演奏で「雨の慕情」など2曲を“シャウト”。演歌のみならず活躍の場を広げているが、初のヘビメタのステージに「楽しかった」と笑顔を見せた。
演歌のコブシに加え、「うぉ~」「イエ~イ」と何度も拳(コブシ)を突き上げ、ヘビメタ歌手・八代がノリノリのステージを披露した。
“メタル仕様”の紫色の着物姿で登場。午前中の出演で、「おはよう」とあいさつすると、ヘビメタファンには新鮮だったのか、大歓声が起こった。
自身の代表曲「雨の慕情」、フリードマンの作曲によるロック演歌「MU‐JO(ムジョウ)」(23日発売)を、「鉄色クローンX」によるガンガン鳴り響くメタルの演奏をバックに熱唱した。
05年にマーティのテレビ番組で「舟唄」「雨の慕情」をメタル調で歌ったのが縁となった。八代が新曲の楽曲製作をマーティに依頼し、「MU‐JO」の完成記念として今回のステージが実現した。
演歌のみならず昨年、ジャズに本格的に挑戦した八代。アルバム発売に加え、NYの名門ジャズクラブでのライブも成功させた。それに続く新たな試みは180度違う世界。「音がスゴイです、全然聞こえませんでした」と言いながらも、「楽しかった。ヘビメタ演歌ですよ」と、新境地に満足げ。
クラブ歌手出身でフォーク、ブルース、シャンソンなどさまざまなジャンルを歌ってきた八代らしい、“守備範囲”の広さだ。「ジャンルは関係ない。こういうのが八代演歌。今後も挑戦します。でもラップだけはムリかな」と笑いながらも、前向きに話していた。