八代亜紀 島倉さん「安らげる姉さん」

 逝去した島倉千代子さんのレコード会社の後輩で、09年には「人生いろいろ」をカバーした歌手・八代亜紀(63)は8日、都内で「安らげる姉さんのような存在でした」と悼んだ。

 4月13日、大阪でのコンサートで共演したのが最後の対面で、島倉さんは「元気ないの。疲れたの」と漏らしたという。「いつもの冗談交じり(の言葉)だと思っていたけど、ハグをしたら(身を)ゆだねられたようだった。つらかったんだろうと思うと切ない」と涙。「楽屋ではきゃぴきゃぴとかわいらしいけれど、心労が多い先輩だったので…」と、言葉を振り絞った。

◆悲しみの声

 歌手・都はるみ「デビューして間もない頃、歌手は絶対にタバコを吸ってはダメ!と言われ、それを今でも守っています。また、ある楽屋の中で小林さっちゃんと二人で走り回って遊んでいると『ここは遊ぶ場所じゃないのよ、お仕事の準備をする場所よ』と島倉さんに怒られました。大先輩ばかりの楽屋の中で、まだ十代の二人を注意するのは自分しかいないと思ったのだと思います。まだ芸能界のことも知らない子供の私に礼儀作法を教えてくださった、本当に優しく大好きな先輩でした」

 歌手・前川清「以前、島倉さんと鳥羽(一郎)君と手のひらの会というコンサートをやったんですが、お会いするたびに、またやりたいねと話していました。実現できずに逝ってしまわれて本当に残念です」

 歌手・藤あや子「デビュー当時からかわいがっていただいた、かけがえのない存在です。初めて紅白歌合戦に出場した時には、自分のことのように喜んでくださり、着物を一式プレゼントしていただきました。あまりに突然のことにショックで、言葉になりません」

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