過去30年新語・流行語トップ10発表
年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」を主催する自由国民社の「現代用語の基礎知識」編集部は13日、賞が創設されてから30年の新語・流行語のトップ10を別表の通り発表した。
過去3年間の愛読者カードから300人を抽出。1984年から昨年までの受賞語337語から99語を選出し、アンケート調査を行った。
時代性を映す言葉では、バブル後期の「オヤジギャル」や1995年の阪神・淡路大震災を受けての「がんばろうKOBE」、五輪で連続メダルを獲得した女子マラソンの有森裕子氏が発した「自分で自分をほめたい」などが選ばれ、「安全神話」「格差社会」などの社会に定着した言葉も選ばれている。
「現代用語‐」の清水均編集長(54)は「トップ10を見ると、この30年の輪郭が浮かび上がる。目標が見えなくなりルールが崩れてしまって、価値観そのものを探す時代。いろんなもののひずみが出ている。男たちが戸惑い、女性からの言葉が多い」と分析している。