島倉さん最後の歌、問い合わせ殺到

 8日に肝臓がんで死去した演歌歌手の島倉千代子さん(享年75)が、亡くなる3日前にレコーディングした楽曲「からたちの小径」への問い合わせが、所属レコード会社の日本コロムビアに殺到していることが15日、分かった。当初予定になかったシングル発売の検討も始まった。

 同曲は、14日に東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた葬儀で、初めて披露された。自宅で関係者に背中を支えられながら録音したという“奇跡の絶唱”は、死期を覚悟しながら歌への執念を体現した鬼気迫るものがあり、参列者3000人の涙を誘った。さらに、同日のテレビやラジオなどのニュース番組でも繰り返しオンエアされ、一夜のうちにお茶の間にも浸透した。

 葬儀から一夜明け、コロムビアにはファンからの問い合わせ電話が、50件以上寄せられたという。関係者は「お客様問い合わせセンターに『早くシングル発売してほしい』という強いリクエストが多く寄せられている」と話した。

 同曲はもともと、来年に発売を予定していた「デビュー60周年記念CDボックス」に収録するために、フォークシンガーの南こうせつ(64)に製作依頼された。しかし、反響の大きさを受け、関係者は「いつ、どういう形でリリースしたらいいか、再検討を始めた」と明かしており、来年早々にもシングル発売される可能性も出てきた。

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