BIGBANG仰天80m空飛ぶステージ
韓国の人気5人グループ・BIGBANGが17日、海外アーティストとしては初となる「6大ドームツアー」の西武ドーム公演を行った。20メートル×8メートルのサブステージが客席の頭上4メートルを移動する圧巻演出でファンのド肝を抜くと、5年ぶりに披露した初期の楽曲などベストアルバム的内容で、4万人を「お・も・て・な・し」した。
6大ドームツアーを行ったのは、日本のアーティストでもMr.Childrenだけ。史上2組目という快挙を、ド肝抜く“空飛ぶステージ”で自ら演出した。
公演の中盤、アリーナの中央に設置されたサブステージがリーダーのG‐DRAGON(25)ら熱唱する5人を乗せたまま約4メートル浮き上がると、センター方向からホームベース辺りまで、客席の頭上を80メートルスライドした。メンバーが頭の上を通り過ぎた515人のファンは口をあんぐりさせたまま、ただただ見守った。
最年少のV.I(22)はトークで「これがBIGBANGからのお・も・て・な・し」と流行語をまじえてニヤリ。その言葉通り、BIGBANG流のファンサービスは、演出だけでなく披露曲にも表れていた。
「ガラガラGO!!」「FANTASTIC BABY」などのヒットナンバーに加え、日本デビューした08年以前に発表した「LA‐LA‐LA」を5年ぶりに熱唱した。グループ初のヒップホップ曲で、アイドルから実力派へ変身を遂げた幻の名曲。メンバーからも思わず、「うわ~懐かしい」と口を突いて出た。
1月に終了した8カ国に及ぶ世界ツアー後、メンバー3人が日本でアルバム発売するなど、充実したソロ活動を経て、さらにパワーアップして再集結した5人。ツアーは来年1月まで16公演で77万1000人を動員する予定だ。