森繁久彌さん「生誕100年の会」
1913年に生まれ、2009年11月に死去した俳優の森繁久彌さんの「生誕100年をお祝いする会」が20日、東京・有楽町の東京會舘で開かれ、西郷輝彦(66)、司葉子(79)、中村メイコ(79)、黒柳徹子(80)、樹木希林(70)ら親しかった俳優ら500人が出席し、思い出話に花を咲かせた。
会場には劇場の楽屋で笑う森繁さんの写真や、代表作であるミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」で使われた小道具の荷車などが飾られ、森繁さんが好きだったローストビーフや寒ブリなどが振る舞われた。
発起人の1人の司は「天から森繁さんが『おいしいもの食べる会をしよう』という声が聞こえた」と説明。中村は「パーティー好きだった森繁さんのために、ご恩返しの会がしたかった」と話した。
テレビ草創期に共演したという黒柳は「『徹子の部屋』の第1回で、森繁さんに胸を触られた。でも芝居がどういうものか、教えてもらった」と懐かしんだ。