高橋真梨子、29年ぶり「紅白」有力
歌手・高橋真梨子(64)のNHK「紅白歌合戦」への出場が内定したことが20日、分かった。
高橋の紅白出場は「桃色吐息」がヒットした1984年以来、29年ぶりで、3度目の出場となる。今年デビュー40周年という大きな節目を迎えた歌姫が、年の瀬に大人の歌声を聴かせてくれそうだ。
今年デビュー40周年を迎えた高橋が29年ぶりに紅白に返り咲くことになりそうだ。
高橋は1974年に「ペドロ&カプリシャス」のボーカルとして紅白への初出場を果たし、「ジョニィへの伝言」を披露した。グループ脱退後の84年には、「桃色吐息」がヒットし、ソロとして初出場した。
今回の29年ぶりの紅白復帰は、織井茂子さんが、第11回(60年)に5回目の出場を果たしてから、第40回(89年)に出場するまでの期間と並び、史上最長タイのブランク記録となる。
前回の紅白出場後も、高橋はコンスタントにアルバムを制作、コンサートツアーを行っていた。93年には米国のカーネギー・ホール、94年にはイギリスのロイヤル・アルバート・ホールなど海外の大舞台に立ち、実力派として確かな活動を続けてきた。その区切りであり、集大成の1つが、今年6月に発売したデビュー40周年記念アルバム「高橋40年」だった。
「ペドロ‐」時代の楽曲も含むアルバムが中高年の女性を中心に支持されたほか、今年6月にNHKの「SONGS」や8月にスペシャル番組「夢であいましょう」に出演するなど同局への貢献度が高かったことも奏功したようだ。歌う楽曲は「桃色吐息」が有力視されており、しっとりとした歌を求めている大人の視聴者を引きつけそうだ。