流行語大賞「倍返し」など史上最多4語
今年を象徴する言葉に贈られる「2013年ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が2日、「今でしょ!」「じぇじぇじぇ」「倍返し」「お・も・て・な・し」の4語に決定した。年間大賞4語は史上最多。都内で行われた表彰式には能年玲奈(20)、滝川クリステル(36)らが出席し、流行語の豪華競演で会場を盛り上げた。
30回の歴史上最多4語の大賞。「じぇじぇじぇ」で受賞した能年玲奈は赤いワンピースで登場。「うれしくて“じぇじぇじぇ”と叫びたい気持ち」と恥ずかしそうに喜びを表現した。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、ヒロイン役の能年が、北三陸地方の驚きを表現する方言として劇中で繰り返し、日本中に広まった。この日は脚本担当の宮藤官九郎(43)とともに出席。実際に「じぇじぇじぇ」と叫ぶことはなかったが「私も“じぇじぇじぇ”が大好き」と喜びを語り、宮藤と初めて会った感想を「“じぇじぇじぇ”でした」などと、4度も受賞語を連呼しアピールした。
華やかさなら滝川クリステルも負けていなかった。鮮やかなピンクのドレスで登場し「縁がないと思っていたので大変驚いている」と受賞の感想を語った。20年東京五輪開催の決め手となった言葉で、この日は「東京五輪の最初の金メダル」と評されての受賞。最近封印していた「お・も・て・な・し」をジェスチャーを交え披露し、会場を沸かせた。
今年前半に話題となった「今でしょ!」で受賞した林修氏(48)が「自分は先行馬。強力な追い込み馬があったので、差し切られるかと思った」と言うように、今年は流行語の大豊作年。審査員の鳥越俊太郎氏(73)は「甲乙つけがたかった」と史上最多受賞となった理由を説明した。