桑田佳祐「ひとり紅白」でド派手演出!
サザンオールスターズの桑田佳祐(57)が4日、横浜市のパシフィコ横浜で「Act Against Aids(AAA)」のチャリティーライブ「昭和八十八年度!第二回ひとり紅白歌合戦」を行った。2008年に続く2度目の“紅白”。桑田は美空ひばりさんに変身して地上6メートルの高さから歌うなど、本家のNHK顔負けのド派手な演出を連発し、会場を爆笑と感動の渦に巻き込んだ。
08年の「ひとり紅白‐」から5年、時代も性別も超越して、桑田がグレードアップしたおもてなし精神を発揮した。
圧巻は紅組トリの美空ひばりさんの「川の流れのように」。ひばりさんが1988年に東京ドームで行った「不死鳥コンサート」そのままの衣装で登場。高さ3メートルのステージに加え、さらに3メートルせり上がり、スカート部分は幅15メートルまで広がった。5年前の「魅せられて」でもスカートの広がる衣装を披露したが、今回はさらに巨大化。元祖の小林幸子(60)に勝るとも劣らない迫力に会場からはどよめきが起きた。
さらに、沢田研二(65)の「TOKIO」でもワイヤでつられて約5メートル上空を浮遊。「本当は怖いの」とポロリとこぼした桑田の体を張ったパフォーマンスに大きな拍手が送られた。
派手さだけでなく、桑田らしい笑いも届けた。90歳のジジイ・ガガが2020年の東京五輪開催決定で元気を取り戻したという設定で、レディー・ガガ(27)の「Born This Way」と「東京五輪音頭」をメドレーで披露。「ドリフメドレー」では「今年最後の全員集合」としてサプライズでサザンのメンバーが登場した。大トリは連続出場の和田アキ男。客席から現れた約3メートルの巨大和田アキ子着ぐるみとともに「笑って許して」を歌った。
93年から続けているAAAライブは収益金をエイズ知識の啓発パンフレット制作などに当てるチャリティー。桑田は55曲、約4時間というボリュームたっぷりのライブで、4日間で集まった2万人のファンにエイズ撲滅の気持ちを伝えた。