宇多田16歳幻の初ライブ映像“解禁”
本格的な音楽活動を休止しているシンガー・ソングライター、宇多田ヒカル(30)の幻の“初ライブ映像”が初めて商品化されることが8日、分かった。デビューアルバムの発売15周年を記念して来年3月10日にリリースされるアルバム「First Love ‐15th Anniversary Edition‐」に、1999年4月にZepp Tokyoで行ったライブの模様を完全収録したDVDがセットで付くことになった。
同ライブは、98年12月にシングル「Automatic」がいきなりミリオンセールスを記録してセンセーショナルに世に登場したものの、まだベールに包まれた存在だった宇多田が、初めてファンの前で歌声を披露した貴重なステージだ。16歳の天才少女が、デビュー曲など10曲を初々しく伸びやかに歌い上げている。東京と大阪の2公演4000席に23万通の応募があったという“プラチナチケットライブ”だ。
アルバム本体も、世界最高峰のマスタリングエンジニア、テッド・ジェンセン氏によってリマスタリングされ、いまだ日本記録として輝く累計991万枚をセールスしたモンスター作品が新たによみがえっている。
さらに、2010年1~2月に海外での活動名「Utada」として、米国および英ロンドンで行った10公演のライブハウスツアー「In The Flesh 2010」の映像も、9日からi Tunesでライブビデオ配信される。こちらも初商品化。
あわせて「Unplugged」(01年)など過去のライブ映像4作品も、ライブビデオで配信される。
音楽活動を休止してからはや3年、ファンには何よりの贈り物になりそうだ。