北島三郎、最後の紅白は「まつり」
大みそかに放送される「第64回 NHK紅白歌合戦」(総合 後7・15)の出場51組の歌唱曲が18日、発表された。
史上最多50回の出場で今回限りで紅白から卒業する北島三郎(77)は「まつり」を、65歳で初出場となる泉谷しげるは代表曲の「春夏秋冬2014」を歌う。複数曲をメドレー形式で歌う出場者は11組となり史上最多となった。山田良介担当プロデューサーはサプライズ出場歌手について「今年はない」と断言した。
サブちゃんが、代表曲「まつり」で、最後の紅白を締めくくる。出場50回、そして紅白卒業の花道は大トリだ。本人もこれまでにも「最後は『まつり』を歌いたい」と話しており、NHK側も本人の意向を尊重し、「紅白は晴れの舞台。『まつり』がふさわしい」と決まった。
北島が紅白で「まつり」を歌うのはこれで6回目。過去5回のうち4回はやはり大トリだった。自身の1カ月公演でもフィナーレでは毎回、きらびやかな電飾を施したディズニー「エレクトリカルパレード」ばりのド派手セットで「まつり」を熱唱。いわば、シメの定番曲となっている。
この日、山田プロデューサーは「1人で『まつり』を歌うことはない」と明かし、紅白両組の出場者が集ったド派手な演出を示唆。すべての出演者が、敬愛するサブちゃんの門出を見届けることになりそうだ。
サブちゃんへとつなぐ紅組のトリは石川さゆりが有力。「大みそかが来たなと思える曲」(NHK)という「津軽海峡・冬景色」を歌唱する。
水樹奈々とT.M.Revolution、松田聖子とクリス・ハートはデュエットでメドレーを歌う。メドレー形式で複数曲を歌うアーティストは、嵐、SMAP、関ジャニ∞、AKB48、ももいろクローバーZら11組で史上最多となった。