山Pのツアー演出は“香取P”だった!
歌手の山下智久(28)が19日、東京・代々木第一体育館で、全国20都市29公演のツアーファイナルを迎えた。ラストでは今回のツアー演出を手掛けたのが、SMAPの香取慎吾(36)だったことが明かされ、本人もステージに登場。10月公演を皮切りに“香取プロデューサー”から多くの愛のムチを受けた山下は「自分の未熟さ、先輩の偉大さを知った」と先輩に感謝した。
完走目前のライブ終盤にサプライズが待っていた。ジャケット姿の“香取P”がステージに登場すると、上半身裸でシャンパンまみれの山Pが「やべ~香取さんだ~。『こんな素敵なコンサートを作ってくれてありがとう』とみんなも言って~」とシャウト。熱い抱擁を交わしたが、香取がベトベトになった服を気にする“オチ”も。笑いと感動に包まれ1万3000人とフィナーレを迎えた。
二人三脚で駆け抜けたツアーだった。香取が9月からツアー演出を考え、ダンサーのオーディションやセットリストなど総合的にライブを構築。ツアー初日にあたる10月長崎公演や仙台など5カ所のツアー会場に足を運び、深夜のミーティングも敢行。「ステージのあるじであれよ」と教え込まれた。
SMAPのライブ演出も手掛ける香取が、ほかのアーティストの演出を担当するのは今回が初めて。香取が「山Pファンの皆さまが彼のことをさらに愛していただけるように頑張りました」と語れば、山下も「ダメ出しもしてくれました。僕の考えが間違っているところもあったし、すごく勉強になりました。めちゃめちゃ感謝しています」。期間限定ユニット「The MONSTERS」でタッグを組んだ先輩のサポートに胸を熱くした。
今ツアーで初めてKis‐My‐Ft2の藤ヶ谷太輔(26)も駆けつけ、ともに「NEXTACTION」を披露するなど全34曲を熱唱。昨年の倍以上の公演数をやり遂げ13万5000人を動員した山下は、「オレ、超幸せ者だ。来年もまたコンサートをやりたい」と来季を見据えた。