Perfume ツアー最終公演で感涙
女性3人組テクノポップユニット・Perfumeが25日、東京ドームでツアー最終公演を行った。欧州ツアーを成功させるなど新たなステージに踏み込んだ1年の集大成ライブに、3人は感涙。あ~ちゃん(24)は「こんな大きなステージで楽しく過ごせてるのがうれしい」と感謝し、メジャーデビュー10周年に突入する2014年に向けて大きく弾みを付けた。
前回の東京ドーム公演、2010年11月には「こんなステキなステージでできるなんて…」とひたすら感激していた3人だったが、この日はしっかりとステージを楽しんだ。
あ~ちゃんは「東京ドーム、うちらのもんよ~」と絶叫。トークでは地元・広島のスタジオを借りてライブをしたことを引き合いに出し「こんな大きなステージで楽しく過ごせることがうれしい」と、感激の涙を流した。
初の欧州ツアーを成功させるなど、新たな挑戦もあった1年。のっち(25)は「度胸がついた年でした。3年前は緊張でバキバキでしたけど、今日はホームみたいな気持ちでした」と笑顔を見せた。かしゆか(25)も「ここがドームっていうのを忘れてたくらい」と成長を実感していた。
ステージでは大みそかのNHK「紅白歌合戦」でも歌う「Magic of Love」や「未来のミュージアム」など20曲をアンコールなしのノンストップで披露。3人の体に最新技術のプロジェクション・マッピングで映像が投影される「Spending all my time」ではどよめきが起きた。イリュージョンで登場したり、サンタの衣装で移動車に乗って会場内を1周するなど、圧巻のパフォーマンスで4万5000人の観客を楽しませた。
ツアーは今月7、8日の大阪・京セラドーム、24、25日の東京ドームの4日間で16万人を動員。メジャーデビュー10周年に向けて、大きな足跡を残した。
ライブにはキャロライン・ケネディ駐日米国大使(56)が長男のジョンさんとともに訪れていた。クリスマス休暇を日本で過ごしていたジョンさんが“クール・ジャパン”の一角を担うPerfumeのファンだったことから、連れて来られたという。親子でライブをしっかりと楽しみ、終演後はメンバーとともに写真撮影も行った。