「いいとも!」年間視聴率有終V25
来年3月に放送を終了するタレント・タモリ(68)司会のフジテレビ系バラエティー「笑っていいとも!」(月~金曜、正午)が、25年間連続で同時間帯の民放年間視聴率1位を獲得したことが26日、分かった。25日にレギュラー放送を終え、今年の年間平均視聴率6・1%を記録。最後の年末特大号となった25日放送の「ラストクリスマス特大号」も瞬間最高視聴率17・6%をマークし、有終の美を飾った。
“昼の絶対王者”が25年連続で王座を防衛した。
名物コーナー「テレフォンショッキング」にフリーの久米宏アナウンサー(69)が初出演した25日に今年のレギュラー放送を終え、年間平均視聴率6・1%が確定。89年に現在の視聴率計測方法に変わって以来、25年連続で同時間帯の民放トップを守った。
1982年10月4日から始まった長寿番組に同局の中嶋優一プロデューサーは「すべてを包み込むタモリさんの人柄に尽きます」と高視聴率を支えた司会者に脱帽するとともに、「視聴者の皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたい」と、お茶の間への感謝も口にした。
25日夜には最後となる年末特別号を放送。番組終了についてタモリが「まだピンとこない」と現在の心境を口にする場面もあった。落語家・笑福亭鶴瓶(62)が「寂しいなあ。夜の『いいとも!』やろう!」と言えば、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(48)も「打ち上げだけ毎年やりましょうよ!」と終了を惜しむ声が飛び交い、平均視聴率13・7%、瞬間最高17・6%を記録した。
来年1月6日からレギュラー放送が再開し、同14日には通算8000回を迎える。番組終了まで残り3カ月。出演者一丸となり、フィナーレへと向かっていく。