三代目JSBツアーでHIRO初仕事

 7人組グループ、三代目J Soul Brothersが8日、福岡・マリンメッセ福岡で全国ツアー「BLUE IMPACT」の初日公演を行った。昨年末でパフォーマーを引退し、本公演ではプロデューサーを務めるEXILEのリーダーHIRO(44)が公演前に「熱狂を本物の感動に変えよう」とゲキを飛ばし、ステージを見守る中、25曲でファン1万4500人に感動をもたらした。

 2014年を「パーフェクトイヤー」と位置づけ、ドームツアーなど12のプロジェクトで「史上最大のお祭り」を彩るEXILE TRIBE(一族)。その口火を切る大役を任された三代目JSBが、新春一発目のステージで躍動した。

 この日の朝、HIROからメンバーそれぞれにメールを送られた。ケガのないように、などという指示とともに添えられていた言葉が「熱狂を本物の感動に変えよう」だった。

 7人はその言葉を3時間のライブで体現した。特にこだわったというオープニングは、360度ファンに囲まれた円形ステージが高速回転する上で、メンバーはLEDライトの“如意棒”を使ったパフォーマンスで会場をイッキに引き込んだ。

 中盤ではヒット曲「冬物語」などバラード曲で聴かせ、リーダーのNAOTO(30)が「伝えることを意識した」と説明した通り、メリハリを利かせて25曲を披露。客席で見守ったHIROやATSUSHIら兄貴分たちに成長をアピールした。

 元日に2枚同時発売したアルバム「THE BEST/BLUE IMPACT」はオリコン2週連続1位を獲得し、22万枚以上を売り上げる。ボーカルの登坂広臣(26)が「使命感を感じる。僕たちが成功させて、1年のさまざまなプロジェクトにつなげたい」と意気込む通りのロケットスタートを決めた。

 ツアーは4月20日のさいたまスーパーアリーナまで、13都市34公演で36万人を動員する予定。

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